今やるとたのしいPS1のゲーム ~わくぷよダンジョン決定盤~

ちょっと苦い記憶がある
遊んでたゲームを友人に貸して、そのまま借りパクフェードアウトされる……。
そういう苦い記憶がある人って結構いるんじゃないかなと思う。私にとって「わくぷよダンジョン決定盤」はまさにそういう存在。キッズの時に何度も何度も遊んだ思い入れのあるゲームを貸したら…………そのまま……。
すっかり疎遠になった頃、ふとしたタイミングで「また遊びたいなぁ」って思ったけど、わざわざ「返して!」って連絡するのもなぁ……っていうか連絡先知らんなぁ。面倒だから買い直すかーと思ってググッってみたところ

気軽に買うにはちょっと躊躇するな!?
思ったより高かった。ちょっと躊躇した。
色んなサイトを見て、結果6,000円くらいで購入。取説ついてないけどまぁいいわ、用があるのはディスクの方なので!
ということで、なんとか遊べるようになった。ディスクを読み込んでisoにして、エミュでホイホイ。自分のPCで昔遊んでたゲームに触れられるなんて、マジで良い時代になったよねぇ。ババァは感動した。
ぷよぷよキャラで遊ぶローグライクPRG
プレイヤーキャラはアルル・ルルー・シェゾの三人。それぞれ特色があって、MP高めで打たれ弱い魔法使いタイプのアルル、魔法は一切使えないけど肉弾戦に強いルルー(序盤だけ頼りになるお供もいる)、魔法も肉弾戦もこなせるがMPが低いシェゾ。一長一短ある上使える魔法や技が固有のものも多くて面白い。私は気楽な一人旅&攻守ともにバランスのいいシェゾを愛用していた。
ただラストダンジョンを出現させるには全員一定以上の進捗が必要になる。

空腹・満腹などのステータスや、拾ったアイテムを「識別」しないと何がなんだかわからなかったりと、風来のシレンやトルネコの不思議なダンジョンと同じ感じなのかな(2作品ともやったことないので拾った知識)ルルーなんかはお供のミノタウロスにも空腹になるので、食べ物を多く持っていかないといけなかったりする。ミノちゃん……
他にもワナが結構多くて、なんとか回避しながら進む必要がある。ワナ、単純なダメージ系のもあれば凶悪なワナも結構ある。私は敵に囲まれた状態で行動不能になるワナを踏んでリンチに遭って死にかけたことがある。あと必死で用意しためちゃくちゃ強い装備品を風化させられたり……。
見知ったキャラ同士の会話や、それぞれ特色があるステージ構成に「あ~あったあった!」と懐かしさを覚えつつ、コツコツと進めていった。
キッズの時は知らなかった「裏技」の存在
昔のゲームって結構裏技が用意されているイメージがある。このゲームにもなかなか便利な”技”がある。
アイテムを1つ増殖させる裏技とか(1キャラにつき1つしか入手できないレアアイテムが店の在庫にある異常)、金策とパラメータガン上げできる裏技とか(ゲームバランス崩壊するんじゃ?と思ったけど案外そうでもない)。
いやーこんなのキッズの時に知ってたらテンション爆上がりだったろうに……。ヌルゲーにならない程度に裏技を活用するのがコツだと言い聞かせて、先人の知識をありがたく活用させていただくことにする。
テキストでザックリだけど以下にやり方メモ↓ 古いゲームだけど誰かの役に立つのかもしれない。
アイテム増殖の裏技
- 増やしたいアイテムを持ってエントランス(ダンジョンに入っていない)に居る状態でセーブ
- 増やしたいアイテムをもももの店で売却する
- スターライトステージあたりの階段を見つけやすいダンジョンに入るか、進入口の巻物を所持して適当なダンジョンに入る
- 階段を上ったタイミングで中断セーブ
- ゲームを再開する時に「ダンジョンの外でセーブしたところから開始」を選ぶ(1のセーブが読み込まれる)
- 増やしたいアイテムを持っているが、もももの店の在庫にも増やしたいアイテムがある状態になる!=アイテム増殖してる

主に魔導書収集の時に活用しました。アルルとシェゾの共通魔法ってちょいちょいあるので助かる。
金策&パラメータガン上げの裏技
- 「ふえるステッキ」を所持した状態が条件。ふふふ商店で「ふえるステッキ」を買っておいても。
- ぷよぷよダンジョン6~9Fに稀にももも出張ショップが開店されている階があるので、頑張ってリセマラする。
- ももも出張ショップでは「水」や「ただの草」が2Gという爆安価格で売られているので、買えるだけ買う(もももに話しかける前に、持ち物を床にぶちまけて枠をできる限りあけておく)
- ふえるステッキを使用して、3で買った水・ただの草をふえるステッキに変化させる
- 変化させたふえるステッキをもももに売却する=欲しいだけお金が稼げる!(ふえるステッキは必ず1つ残して売ること)
- もももの店を最終リニューアルまで進めておくと、出張ショップに各パラメータを上げる薬草やレベルを1上げるおうごんりんごが売られるようになるので、稼いだお金で爆買いする
- 購入した草・おうごんりんごを食べまくると、ゆくゆくは満腹で食べられなくなるので、その時は「いちょう薬」を購入し使用すると空腹に戻るので無限にパラ上げが可能になる
これ知った時エグ~!!って思ったけど、パラ上げやってもそこまで大幅に強くなった感はなかった。HPやMPをアップしたらさすがに何しても死なね~になったので、程々がよさそう。
全クリまで地味に時間がかかる
先述の通り、ラストダンジョンを出現させるには3人全員一定以上の進捗まで進める必要があるため、1つのダンジョンも3回攻略しないといけない、それがダンジョンの数だけあるので相当時間がかかる。
しかもラストダンジョンだけ階数が桁違いで、通常1~10F、メインダンジョンである「ぷよぷよダンジョン」でも1~20F。でもラストダンジョンは100Fまである。足ヤバくなりそう。
これは人によってはデメリットなのかもしれない……。
私はコツコツ遊んでたので「長く遊べてお得~!」って思ってました。しゃぶりつくしたるぜ。
しゃぶりつくした結果、プレイ時間は70時間程度でした。あれ?言うほどなのか……?
まだ奥義書コンプできてない(あと1冊)ので、頑張ったらもうちょいしゃぶれるぜ。
キッズの頃の私が浄化された
キッズの頃は、全然ラストダンジョンまでいけなかったし(そもそも出し方が分かってなかった)何度も何度もゲームオーバーしていたように記憶している。だってキッズだもん。しゃーない。
大人になってあの頃見る事が出来なかったエンディングを回収できたのは、自分の中の何かが浄化されたような気持になった。埋めきれなかった実績を埋めたような?敵は討ったぞみたいな?そういう謎の達成感が身を包む。
思い出のゲームにあらためて挑戦するのって楽しいな~。
このゲームを皮切りに、思い出のPS1のゲームを改めて今遊ぶようになりました。敵討ち行脚(言い方が不穏)。
これを読んでくれている方がいたら、ぜひ思い出のゲームを引っ張り出して改めてやりこんでみてほしい。敵討ち、おすすめです!