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今やるとたのしいPS1のゲーム ~ペルソナ2罪・罰~

ペルソナシリーズは2しかやったことない。少し変わってるかもしれない。女神異聞録は少し遊んであのマップ構成(昔の迷路みたいなあのグルグル一人称視点で動くやつ)に酔って挫折したし、3と5はSteamでインストールしているけど、完全に積んだ状態。4は夫がハマっていたけど私は完全にミリも知らない。

マジで2しかやったことがない。そんな人間の思い出混じりのプレイ感想メモです。

ペルソナ2罪の思い出

蘇る学生時代の思い出

遡ること学生時代、当時仲の良かった先輩が罪のディスクをくれた。学生時代アホだった私は(今もアホだが)ストーリーの展開もゲームシステムもふんわりしか理解せずにゴリゴリのゴリ押しで進め、そして最終ダンジョン手前で積んでやめてしまった。多分別の作品に目が移ったのかもしれない、とにかくエンディングを迎えないままやめたのだ。

時を戻して現在、わくぷよダンジョンをクリアした私は過去に遊んだゲームを今もう一度遊びたい!とプレステ熱を上げていた。

ちょうど実家に帰る予定があったので、探してみることにした。結果、罪のディスクがあの当時のままで残っていたので無事に持ち帰ることができた。

前置きが長くなってしまったが、こんな経緯でもう一度罪を遊ぶことになった。

デジャヴを覚える罪のプレイ体験

1年前のゲーム体験すら忘れてしまう私が、学生時代に遊んだゲームの内容を覚えているわけがない。はずだけど、何故か妙に要所要所覚えていた。ゾディアックでミッシェルがリンチに遭うシーン、ギンコがアイドルをやらされるシーン、舞耶姉がイシュキックを助けるシーン。ストーリーの大筋なんかはなんなら初見くらいの認識で「へー」「あ、そういう話だったのか」みたいに相槌打ちながら追っていたのに、急にデジャヴみたいに「知ってる!!!」がやってくる。

なんか物凄く不思議な体験だった。

フリーダンジョンの隠しフロア。終盤はここに住んでた

ゲームのシステム自体も昔はよくわからず初期ペルソナのまま物理で殴るでゴリ押ししていた記憶があったが、大人になった今ではガッツリ調べたこともあり、つよペルソナにつよ魔法を覚えさせてつよ合体魔法でどれだけ大量に悪魔が出てきてもサッと焼き払える程度に余裕を持ったプレイングができるようになった。情報は強し。
そして、昔はふんわりしかよくわからなかったストーリーも大人になったからか結構理解が進んだ(と思う)。
世紀末独特の雰囲気や何かにすがらないと生きていけない人間の弱さ、序盤に起こっていた些細なトラブルから、噂がどんどん膨らんで膨らんで、えっこんなの現実になるのキツくない?って展開が続いていく恐ろしさ。人間不安になるとどんどん不安を呼んでいくんだなぁと。
そしてラスト、ふてぶてしいあのラスボスがこれまた憎たらしい。ねぇ!!ハルマゲドンで即死させたんだからそのまま寝ててくれる!?ってなった。
そのまま罰へと続く展開になるわけだけど、エンディングを見るだけでも罪の世界線より明らかに罰の世界線の方がみんな幸せそうでめっちゃ苦痛。

当時は正統派に良い奴なミッシェルが好きだったし、今もミッシェルはやっぱりマジで良い奴で好きなんだけど、大人になってからはギンコの魅力に気付いた。
序盤なんかは達哉以外にめちゃくちゃキツくって、自分を心配してくれてる友人にすら当たりが強くて、でもその当たりのキツさって全部ギンコ自身の自己嫌悪に繋がっているみたいで、めちゃくちゃ等身大だと感じた。見かけやステータスだけ見るとかなり華やかな人間なんだけど、光が強く当たっているのはその分影も強く濃いんだろうなぁ、と。最後はギンコがいとおしくて達哉に好きだと言わせてしまった。達哉は舞耶姉が好きだと睨んでいるんですけど……。

愛しの仮面党員。

エンディングを見た後はそのまま罰を進められるように!と、事前にAmazonで購入していたけど、キズマシマシのディスクが届いてしまったせいで再度購入することになってしまった。哀しみ……。
当時持っていたのは罪だけだったし、罪しかやってなかったので罰はガチ初見。何がどうなるかも知らない状態。楽しみ……!

罰の道中 未だ途中

完全クリアは罪の倍以上かかる見込み

え!罰は舞耶姉が主人公か!という時点からのスタートで、罪でも本当にちょこっとだけ、モブレベルの出演時間だったうららと周防兄、ちょこっと名前だけしか出ていなかったパオフゥが仲間になってアツい。顔見知りの人が実は結構内情に絡んでいた……みたいな衝撃にテンションが上がる。
そしてちょいちょい出てくる罪主人公の達哉。今回はよー喋る。

少し調べると、周回する必要があるみたいなので、とりあえず1周目は駆け足で、2周目はネットリやりこむ方向でいくことに。

まずは1周目。レベル上げはそこそこにしてストーリーを追う形で楽しむ。途中加入の仲間は1周目はエリー、2周目は南条くんにする。
南条くんもエリーも罪でちょっとだけ出てたから「ここでも!」とテンションが上がる。
ラスボス戦は準備不足もあってかなりキツかった。20分くらい粘ってた気がする……。回復が追い付かん!
ストーリーは、タッちゃんが可哀想だろーが!!と終始キツい気持ちが続くし、なんなら最後までタッちゃんが可哀想だった。

タッちゃん、そんな悪い事したか?

罪のラスト、いくら普段クールだカッコイイだ言われてたとしても高校生。あんなキツい決断を即心固められる幼馴染三人組の方がヤバイって。
そう考えると罰でもタッちゃんを全く責められない。どこまで背負わせるんだ……。
罰は子どもを支える大人の物語だったのかもな、と感じた。ラストは切ないけどこれが一番いい形だった……のか?達哉の事を考えるとハッピーエンドと言い切れないな、という感想だった。

わくぷよの時同様、子どもの頃拾いきれてなかった結末を大人になって拾うことができて、それは良かったように思うけど、エンディングやっぱり悲しいな……。子どもの罪、それもそんなんしゃーないやろ的な罪を罰する必要ってあったのか?

哀しみの中で2周目を始めたんですが……その……途中でグノーシア始めちゃって…………。ハハハ…………(宇宙に想いを馳せる顔面)

ほとぼり冷めたら続きをやろうと思います。やりこみって大変だぜ。

2周目やりこみ途中。金だけ異常にある……

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